CSR情報

JFLAグループにおけるCSRの取り組み

JFLAグループは「食の魅力を世界に伝え、お客様に安心と笑顔をお届けする」を企業理念としております。
その実現に向けて、食の分野における安全・安心への取り組み、そして持続可能な社会や環境づくりにつながる取り組み、コンプライアンスや内部統制の取り組みを進めております。ここに当社グループの取り組みをご紹介いたします。

安全、安心への取り組み(盛田株式会社などの生産事業)

しょうゆなどの調味料や清酒メーカーである盛田株式会社は、企業ビジョンのひとつとして、製造・販売する商品に対する「安全、安心の徹底」を掲げております。原材料の厳しいチェックと品質管理に注力し、安全性の確保に努めています。

■品質管理について

すべての工場で食品安全(品質)マネジメントシステムの国際規格であり、品質管理ならびに品質保証のための国際標準モデル「ISO9001」の認証を取得しております。また、小豆島工場では、FSSC22000認証、醤油JAS認証なども取得しております。さらに、HACCP(危害分析管理)の管理手法を取り入れるなど、品質・衛生管理体制の整備拡充を進め、お客さまに安心・安全で高品質な製品をお届けします。

■原材料のトレサビリティーについて

製造・販売している商品の原材料について、原材料調達業者と連携し、トレサビリティーを把握することに努めております。遺伝子組み換え大豆については、生産農家から当社までをトレース(IPハンドリング)された大豆を使用しております。

■アレルギー表示について

食品衛生法で対象になっている27品目のアレルギー表示の原材料につき、表示が義務付けられた7品目はもちろん、奨励とされている残りの20品目についてもその原材料を使用した場合は、パッケージに原材料として表示しております。

■食品添加物の使用について

食品添加物は、食品衛生法に基づき国で使用が認められているもののみを使用し、お客さまの添加物に対する関心や意識に配慮しております。

■有機JASについて

現在日本国内では、加工食品の製造業者が"有機"の表示をつけた製品を製造するためには、農林水産省の認める登録認定機関の審査に合格し、"有機加工食品の製造業者"としての認定を受ける必要があります。盛田では、この「有機加工食品の製造業者」の認定も積極的に取得し、「安全・安心」への幅広いニーズにお応えしています。

<認定工場>(調味料)小鈴谷工場

安全、安心への取り組み

飲食店舗及びフランチャイズの運営においても、安全な食品こそが顧客に安心をもたらす物と考え、衛生関連の検査会社、衛生関連メーカー、衛生調査会社と連携し、情報を積極的に開示する事で、迅速かつ効果的な管理手法を取り入れております。同時に、サービスに携わる企業として、お客様との接点となる人財を育成することによっても社会に貢献したいと考え、人財育成の取り組みにも注力しています。

・食品の流通過程の監視(ASP商品規格書の導入)
食に関わる当グループ各社では、どの様な食品を流通させているかをデータ化する取り組みをスタートしています。多種多様な企業体において安全で安心できる食材を協力企業様より仕入れる為に必要な仕組みです。

食の安全への取り組み

■飲食店舗での取り組みについて

直接お客様へ接する店舗においては、コンプライアンスとリスク管理の観点から、店舗の衛生管理状況を可視化する仕組みを導入しています。第三者機関※による店舗の衛生評価を依頼し、その結果を基に、改善指導する仕組みを構築しています。

衛生管理促進協会合同会社
消費者・飲食事業者・検査/調査会社の間に位置して、コスト・検査内容・公平性の観点から事業者の衛生管理を「見える化」し、改善に必要な技量の提供、教育啓蒙活動事業を行うことで衛生管理環境整備を推進しています。

環境や社会への取り組み

当社グループでは、日本の食品と酒類の伝統を大切に守り伝える事業を通じて、「持続可能な社会」を実現するために様々な取り組みを行っています。

SDGs

■SDGsとは

2015年9月25日、ニューヨーク国連本部において、「国連持続可能な開発サミット」が開催され、150を超える加盟国首脳の参加のもと、その成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための 2030アジェンダ」が採択されました。
SDGsは17の目標と169のターゲットから成り、2030年までにこれらの目標を達成するため、企業の参画・貢献も期待されています。

環境保全への取り組み

SDGs

株式会社弘乳舎
:地下水かん養推進事業への寄付や、ウォーターオフセット事業の農産物購入による地下水保全活動への協力

弘乳舎は100年後の熊本の地下水を考え、「地下水の啓発活動」「浸透施設・地下水かん養の育水活動」「節水活動」「水質保全活動」などを長年に渡り実施してまいりましたが、この度、公益財団法人くまもと地下水財団(理事長大石一史熊本市長)の地下水保全顕彰制度(※)においてシルバー認定企業に選ばれました。

(※)熊本地域における地下水保全活動を行う事業者・団体の諸活動を顕彰し、その活動を広く周知することで、地下水保全活動を継続していただくことを目的とした制度です。 財団に地下水保全活動報告書を提出していただき、地下水保全活動を点数化し、地下水保全顕彰委員会における審査を経て、ゴールド、シルバー、ブロンズの3段階のランクを決定し、それぞれの認定書を授与します。また、3年に一度、ゴールド認定企業・団体の中から最優秀グランプリを選び顕彰します。

盛田株式会社小鈴谷工場
:地域環境に配慮した「環境MAP」の作成

盛田は適切な排水処理を実施すると共に、専門家と連携して干潟の自然環境調査を実施しております。

SDGs関連目標

その他の環境保全の取り組み

SDGs関連目標

SDGs関連目標

Action1 全ての工場に環境保全部を設置   SDGs関連ターゲット 6.3/12.4/14.1

  • 盛田株式会社 水質汚濁防止(排水処理)、大気汚染防止(排気ガス処理)のため、全工場に環境保全部を設け、最新の処理技術の取得と設備導入を実施

Action2 産業ごみの再利用、エネルギー化  SDGs関連ターゲット 7.2/12.5

  • 株式会社ハイピース福井工場 茶かすの土壌改良剤としての再利用

茶系飲料を抽出したあとに残る茶葉は、以前は産業廃棄物として廃棄されていましたが、これを土壌改良のために土に戻すことにいち早く着手しました。現在は茶かすと土壌改良の実績を、地元農業高校に教材として提供しています。

  • 盛田株式会社小豆島工場 しょうゆ粕の再エネルギー化

小豆島工場では年間約30,000klのしょうゆが生産されており、それに伴ってしょうゆ諸味圧搾後に、しょうゆ粕約3,400トンが排出されます。このしょうゆ粕は現在100%再利用されています。一部は家畜の飼料となりますが、そのほとんどを工場内に設置された粕焼きボイラーによって焼却し、新たなエネルギーへと転換しています。このエネルギーは小豆島工場で使用するエネルギーの約3割にあたり、重油使用量の削減につながっています。

Action3 エネルギーの効率的利用を推進   SDGs関連ターゲット 7.3

  • 盛田株式会社小豆島工場 エネルギー管理に関する中長期計画の作成及び省エネルギー活動の推進
  • 盛田株式会社大連丸金工場 石炭ボイラーの廃止

Action4 排水処理設備の導入と適切な管理  SDGs関連ターゲット  6.3/12.4/14.2

  • 盛田株式会社小鈴谷工場 適切な排水処理を実施すると共に、専門家と連携して干潟の自然環境調査を実施。
  • 盛田株式会社大連丸金工場 排水処理設備の改修

Action5 地下水保全活動 SDGs関連ターゲット 6.1

  • 株式会社弘乳舎 地下水かん養推進事業への寄付や、ウォーターオフセット事業の農産物購入による地下水保全活動への協力

Action6 CO2排出削減  SDGs関連ターゲット 13

  • JFLAグループ 本社及び各事業所でクールビズ、ウォームビズの励行

社会、地域の安全と活性化に向けた取り組み

SDGs関連目標

SDGs関連目標

Action7 地元出身者、Iターン、Uターン人材の積極的活用  SDGs関連ターゲット 8.9

  • 盛田株式会社小豆島工場 地元高校への積極的な採用活動及び地域移住者への支援金制度の運用

Action8 災害発生時の応援、生活物資の提供  SDGs関連ターゲット 11.5

  • 株式会社ハイピース福井工場 福井県との災害時応援協定締結(災害時における応急生活物資等の協力)、日本ミネラルウォーター協会の緊急災害時対応食料調達への協力
  • 盛田株式会社徳島工場 徳島県との災害時応援協定締結(災害時における応急生活物資(しょうゆ等)の協力)
  • 株式会社弘乳舎 熊本市と「災害時井戸水提供協定」締結
  • 九州乳業株式会社 大分市と「災害時における食糧等物資の供給協力に関する協定書」締結

Action9 「ふるさと」エリアコミュニケーションの活性化 SDGs関連ターゲット 12.b/17.17

  • 当社グループは様々な各地に工場や営業拠点がございます。また、地域の皆様との共生を大切に考えております。その一環として、例年は各地主催のお祭りなどの協賛や、清酒工場では「蔵開き」の開催などを欠かさず実施しております。(新型コロナウイルス感染拡大による自粛機関を除く)
常楽酒造株式会社小学校の社会科見学受け入れ

盛田株式会社 小豆島工場「醤の郷まつり」(例年の様子です)

Action10 地域の安全維持のための活動  SDGs関連ターゲット 16.1/16.4

  • 盛田株式会社日光工場 今市市職場警察連絡協議会の活動に協力(特殊詐欺防止街頭活動、杉並木ゴミ収集活動)
  • 盛田株式会社小鈴谷工場 地元警察に協力し、交通事故削減の為、毎朝従業員が工場周辺道路にてシートベルト着用の啓蒙活動を実施
  • 盛田株式会社大連丸金工場 地域の防犯対策に連動して、敷地の周辺に監視カメラを設置

その他の取り組み

九州乳業株式会社:「みどり牛乳」(1000ml)“児童相談所虐待対応ダイヤル”広報掲載商品の限定販売

“健康を作るみどり牛乳”を理念とする九州乳業は、“児童相談所虐待対応ダイヤル(児童相談所虐待対応3桁ダイヤル189(いちはやく)”の取組や持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)の中の目標16.2「子供に対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問を撲滅する。」に賛同し、主力商品である“牛乳”を通して子どもたちの健やかな成長を支えながら、児童虐待問題に対する深い関心と理解を広く社会から得ることができるよう“児童相談所虐待対応ダイヤル”の広報を掲載いたしました。

SDGs関連目標

その他の取り組み

SDGs関連目標

SDGs関連目標

Action11 職場体験を、みんなに SDGs関連ターゲット 4.4

  • 盛田株式会社各工場、茨城乳業株式会社
  • 新型コロナウイルス感染拡大予防対策をしたうえ、地元小中学校の工場見学や職業体験を受け入れております。

Action12 子どもに笑顔を SDGs関連ターゲット 1.2/2.1/3.8/3.b

  • 株式会社弘乳舎 「エンゼルこども食堂」へ自社乳製品の寄付や「認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会」を通じてペットボトルキャップの寄付

Action13 新型コロナウィルス感染予防の取り組み

  • 海外のグループ会社へマスクを含む支援物資の提供や、大分県に本社がある九州乳業株式会社、株式会社菊家などグループ共同で大分県へマスク寄贈

ダイバーシティ推進の取り組み

介護・育児などのライフステージとの両立を可能にする職場環境の整備促進

当社グループは、従業員の多様性を尊重し、女性活躍・育児支援・家族介護支援など、様々な職場環境作りに取り組んでおります。

下記トモニンマークは仕事と介護の両立をサポートしている企業の証です。
介護に関する制度整備や社内教育による理解促進等、仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進に取り組んでいます。

人財育成の取り組み

コンプライアンスの取り組み

コンプライアンスに関する基本的な考え方及び整備状況

当社グループは、食に携わる企業としての使命と責任を一人ひとりが理解し、法令遵守はもとより、高い倫理観をもって良心と良識にしたがって業務を遂行するため、「コンプライアンス委員会」を設置し、グループ全体でコンプライアンスに取り組む体制を構築しています。また、「コンプライアンス行動規範カード」を作成し、全役員・全従業員に配布、コンプライアンス意識の醸成及び啓蒙活動を継続して行っています。さらには、「内部通報窓口」を社内と社外に設置し、コンプライアンス問題や不正行為等の早期発見・早期解決、是正を図り、社会的信頼の確保・向上に努めています。
反社会勢力については事案発生時の報告及び対応等の整備を行い、反社会勢力による不当要求等が発生した場合には、所轄部署を中心に警察等関連機関と連携し、毅然とした態度で対応いたします。

人財育成の取り組み

内部統制の取り組み

内部統制システムの確立

内部統制システムとは、企業内部において、違法行為や不正、ミスやエラーなどが発生することなく、組織が健全かつ有効・効率的に運営されるよう各業務で所定の基準や手続きを定め、それに基づいて管理・監視・運営を行うための一連の仕組みです。
内部統制システムは、これまでは、財務会計分野での財務報告の適正性を確保することを目的とする活動として捉えられていました。しかし最近では、会計統制以外に、コンプライアンスや経営方針・業務ルールの遵守、経営および業務の有効性・効率性の向上、リスクマネジメントなどより広い範囲が対象となり、コーポレート・ガバナンス(企業統治)のための機能・役割という側面を強めています。
一般に内部統制は、①業務を有効、効率的に行う事②法令や会社のルールの厳守③正確な決算書の開示という3つの目的のために企業活動に組み込まれて一体となって機能する「仕組み」と説明されています。

内部統制システムに関する基本的な考え方及び整備状況

業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性の確保、法令等の遵守等、内部統制の目的を達成するため、業務の適正性を確保するための体制についての基本方針を定めております。また管理本部が中心となり内部統制システムの構築・整備・改善を行い、内部監査室がその評価を行います。
代表取締役社長を委員長とした内部統制委員会の定期的な開催により、グループ企業全体に、内部統制制度に対する統一した意識を浸透させるとともに、総括的責任を担っております。内部統制委員会は、基本方針の決定、全体の進捗管理、評価結果の最終承認等、最終的な意思決定機関としての役割を担っております。内部統制事務局は基本方針に従って、計画を確認し、進捗管理を行うとともに、事務局として各部門や内部監査室が業務遂行するための具体的に支援を行い、自己点検の方法について各部門に教育を行っております。また、外部監査人との協議の窓口となり内部統制の不備についての改善状況の進捗管理を行なっております。内部監査部門は経営者及び経営者の指揮下で経営者の補助を行う部門として、各部門について独立的な評価及び各部署担当者にヒヤリングおよびサンプリングを行うことによる整合性の評価結果を、年一回、内部統制委員会に報告をいたします。
コンプライアンス体制については、「コンプライアンス規程」及び「コンプライアンス委員会規程」を制定、コンプライアンス担当取締役を委員長としたコンプライアンス委員会の定期的な開催とともに、全役員・全従業員への研修等による意識の醸成や内部通報窓口(社内・社外)の設置によるコンプライアンス違反の防止・早期発見・是正などの施策を行っております。
リスク管理体制については、代表取締役社長を委員長として、当社及び各グループ子会社らの人員で構成するリスクマネジメント委員会を設置し、リスク事案に対する迅速な対応と情報共有を行う体制を整えております。リスクマネジメント委員会は、会社に不利益を生じさせ、企業目的の達成を阻むすべての可能性・情報収集・確認・分析し、その対策実施の指示を行う機能を有しており、さらに当該対策の実施状況・有効性についての監視も行います。
さらに、グループ経営戦略会議においても各社が情報共有を密にし、グループを挙げてコンプライアンス及びリスク管理に関して迅速に対応する体制をとっております。

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